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2022年お正月のいろいろ - 書籍断捨離の思い出からドナウを通って日本まで

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

昨年10月に、以下の記事を書くために宮本輝作品をリストアップしてみたら、読み返してみたくなった。

それは「ドナウの旅人」

旅好きなら、間違いなく惹かれるタイトル! 

channel.ukimile.com

 

だけど・・・・

あれ?どんな話だったっけ? 結局どうなったんだっけ?

完全に記憶が抜け落ちている!

 

というわけで、これは新鮮な気持ちで読めるに違いない!とお正月休み中に読もうとiPad miniにダウンロードして実家へ帰省した。

 

そう、ダウンロード

 

さかのぼること9年前、2012年~2013年のお正月休みに書籍の大幅断捨離を実施したの。でもこの断捨離は”デジタイズして捨てる”というもの。 そう、電子書籍化!いわゆる”自炊”(いまでも自炊って言うのかな(^^;;

 

だって・・・本棚たわんでましたので(^^

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引っ越しの度にお気に入りの本だけに厳選されていったけど、それでも場所をとる。この2013年のお正月休みは一念発起して自炊に費やすことに。

 

自炊界の二種の神器は、裁断機とドキュメントスキャナ。
王道のCARLと、PFU ScanSnapを購入。これらは今でも活躍してる。
書籍のデジタイズにとどまらない。

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  • 電子書籍化
  • プリント写真のデジタイズ
  • いただいた年賀状のデジタイズ

デジタイズしたものはクラウドにアップロードしてあるのでいつでも見られる。

というわけで今回”ドナウの旅人”もちゃっとダウンロードして読めたというわけ。言ってみればクラウド本棚ね。(DROP BOXを使用)

 

写真は年代別にアップロードしたので、生まれた時からの写真がどこででも手軽にみられるのはかなり便利。写真はGoogleフォトを使っているのだけど、いつのことか忘れてしまってもワードで検索できるのでかなり重宝している。

この自炊も、いつのことか忘れてしまっていたけど、”本棚”というキーワードで画像検索して写真をひっぱりだせたもの。

高校時代の勉強机横のカラーボックス本棚までひろってきたし、かなりの優れもの。

あ~懐かしい。時代を感じるわ~笑

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というわけで見事、本棚を断捨離できたのだけど、それから9年たち本棚があった部屋はそれ以上のものに溢れている・・・なぜ!(^^;;  

 

話が横道にそれちゃいました。

 

さぁ、帰省です!

新幹線ではダウンロードしておいたドラマを見たり、音楽を聴いたり、本を読んだりして過ごすことが多いけど、富士山の横を通り過ぎるときだけは別。

いつもデッキにでて窓にへばりついている。麗しいお姿を拝めると気持ちがあがる!

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この年末年始は大雪との予報。我が実家は間違いなく大雪・・・

名古屋前からうっすら積雪があり、名古屋を過ぎるとしっかり積雪。

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久しく雪道の運転はしていないので今回はレンタカーはやめて、妹に迎えにきてもらった。

大正解!

平野部でもかなりの大雪。

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実家あたりは屋根の上に50㎝ほど積もってた。

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自然を撮り歩こうとカメラの三脚までもって帰ったのだけど、視界が悪いほどの降りようだったので撮影散歩はやめて当初の予定通り読書をば。

 

 

というわけでやっと読書! ”ドナウの旅人

 

一ページ広げたところからぶぉおおおおおっていろんなものが吹きだしてくる! 

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*新潮文庫 ドナウの旅人より抜粋

あわせ部分がいびつなのは、雑な私の自炊ゆえ。お許しを。

 

1983年の執筆開始当時には存在した国々の一部はもうないし、国はそのままでも民主化が進んで大きく様変わりした国ばかり。 微妙にイタリーがツボにはいってしまった。

 

1989年 ハンガリー、ポーランド 共和国へ

               ルーマニア ルーマニア革命でニコラエ・チャウシェスクが倒され民主化。汎ヨーロッパ・ピクニックをきっかけに、ベルリンの壁崩壊へ。

1990年 東ドイツ、西ドイツに加入

1991年 ブルガリア 民主化

    ソヴィエト連邦崩壊

1992年 チェコスロヴァキア 民主化

2003年 ユーゴスラヴィア スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、モンテネグロ、北マケドニア、コソボへ分裂

 

実際に宮本輝氏が取材に行った頃(1982年)は社会主義にひたひたと民主化の足音が聞こえている頃だったのかしら。

そう思うと、このお話の描写が今では経験しえない貴重なものに感じる。

 

とはいえストーリー自体は政治的なものではなく、「ドナウを旅したい」と書置きを残して旅立った母親 絹子を探すために、娘 麻沙子が後を追うというもの。

もう、この「ドナウを旅したい」という言葉だけで、共感マックス!

おもわず物語そっちのけで風景描写ばかりにドキドキがとまらなくなっちゃう笑

 

小説を追ってみるとだいたいこんなルートかな。だいたい2600km。

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この小説を読んだのはいつのころだったか覚えていないのだけど1990年代前半だったと思う。これらの国に旅する前のことだったからただの物語として楽しんだのだろう。

私は川が大好きなので、いつかドナウ川を旅したいと感じた事は覚えてる。

その後旅するために調べたことも覚えてる。

けど、やっぱり話の内容はすっかり忘れてた(^^;;

 

ハンガリーの先には行ったことがないものの、ドナウ川沿いの国々を旅した今となっては、小説を読みながらもう一度旅をしているような気分で、物語の本筋とは違うところでもすっかりはまりこんでしまった笑

 

旅の終着点は黒海沿いの街スリナ。絹子のセリフがまたたまらない。

「スリナの東は黒海ね。黒海の東はソ連領で、それを過ぎるとカスピ海よ。またソ連領がつづいて、サマルカンドとタシケントとつながるわね。そして中国へ入る。タクラマカン砂漠を超えてモンゴルの南あたりを通って、朝鮮半島にたどり着くわ。朝鮮半島の東は日本よ。」

※「ドナウの旅人」より

今度はシルクロードついてきた! 旅情を掻き立てる一文だなぁ。

デザート, モロッコ, 砂丘, 砂, 風景, 自然, サハラ, アフリカ, トラベル, ホット, 休暇

やっぱり日本人がゆえなのかしら。

 

海を見れば、この先にはどんな国があるんだろう

道路を走れば、このまま行くとどこまで行けるのだろう

川を見れば、この大河はどこに行きつくのだろう

山脈を見れば、これはどこから続いているのだろう

 

私にとって、この先に何があるのだろう、って思いを馳せることは最高のご馳走。

たぶんそれを感じたくて、一人旅をしているんだと思う。

一人ポツンと異国に身を置いたとき、そんな旅情にどっぷり浸かるのがたまらないの。

 

というわけで、年始第一声は!

 

あーーーーーーー!

海外行きたい!

 

ですっ(^^

 

 

GWにイギリス行のチケットを握りしめてはいますが、ちょっと難しそうかな。

仕方がない、海外に行けるその日までは、今しばらく妄想旅行を楽しむことにしよう♪

 

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