前回に引き続き、漫画の秋シリーズ!
さいとうちほさんは、お話も絵も素敵で若い頃一時夢中になっていました。
特に「花冠のマドンナ」と「円舞曲」シリーズ。女性の強さが描かれていて勇気をもらえたり、イケメンたちに囲まれてキュンキュンしたり。
それでいて歴史的な要素も詰まっているから、私的にツボにはいっちゃってた。
これまで読んだことがあるのは以下の作品でした。
花冠のマドンナはイタリア ルネッサンス時代のお話。チューザレ・ボルジアやレオナルド・ダ・ヴィンチなどの登場人物もさることながら、謎解き要素もあってとっても面白い作品!
円舞曲シリーズは、第二次世界大戦前夜のお話。イケメン達に愛されてキュンキュンするんだけど・・・このシリーズの最後は涙なくしては読めません。
恋物語は、オムニバス作品集。時代背景は様々で短編の軽快感が心地よい作品集です。これもお気に入りのシリーズで、円舞曲シリーズのエピソードも掲載されています♪
バイオリンの才能を認められた花音が、バイオリンで名声をあげて 未だ知らぬ音楽家の父親を探し出すというお話
そんなブームから、20年以上たった今、ブーム再来!笑
大人買いの一気読みしちゃいました。
ビューティフル さいとうちほ
バレエのお話なのだけど、ベースは天性のバレエセンスを持つ兄 悠里と、妹 杏奈の恋の物語。兄妹ゆえに苦しい思いをかかえながら兄 悠里はバレエを踊っていくのだけど、世界各地での公演を通していろんな人にかかわり成長していく。
バレエのお話としてはオムニバス形式。
何がいいって、うっとりしちゃうバレエシーン。コマ割りが大きくて躍動感や、音が伝わってくるような感覚に陥りました。
ぜひAmazonのkindleの試し読みをしてみてください。うっとりしちゃう気持ち、わかってくれるはず!
ちなみに私、バレエを習っていたわけでも習ってみたいと思ったこともなく、生でバレエを見たこともないのだけど、なぜか漫画だとバレエの世界の虜になっちゃうのよね、不思議。
最近は、現実のバレエの世界にも興味があって、いくつかのバレエYouTubeチャンネルも楽しんでいます。いつか生で見てみたい!
アイスフォレスト さいとうちほ
お次に手にとったのは「アイスフォレスト」こちらはアイスダンスの物語。
煌河グループの御曹司・煌河一己(こうがいっき)は、北海道のスケートリンクで珠洲雪野(すずゆきの)と出会う。彼女は、ジュニア時代に天才と呼ばれた選手だったが、ケガをきっかけにスケートをやめてしまっていた。だが、雪野の才能を見抜いた一己は、彼女を再びリンクの上に立たせようと考える…。華麗なるアイスダンスの世界を描いた氷上ロマン、第1巻!!
こちらも「ビューティフル」と同様に、スケーティングシーンが贅沢なコマ割りで描かれているから、うっとりしちゃう♡
これまたイケメンに囲まれて愛されて、あぁ羨ましい(^^
バレエもフィギュアスケートも計り知れない積み重ねがないと成しえないものだと思うので実際は根性話なんだと思うのだけど、個人的にはそういう要素が控えめなほうが漫画としては気持ちがイイの。そして綺麗な絵でうっとりしちゃいたい私には、さいとうちほさんのバレエ、フィギュアスケートの話はツボにはまりました!
とりかえばや さいとうちほ
衝撃の男女逆転いにしえストーリー!
男らしい姫君と女らしい若君
それなら いっそ
とりかえてしまいませう―――
ベテランのさいとうちほが、新たな衝撃作をスタート!
"男女逆転ドラマ"の原型である古典「とりかへばや物語」を大胆にアレンジ。男として生きる女君・沙羅双樹と、女として生きる男君・睡蓮の
禁断の運命は―――!?
さいとうちほさんの漫画では古い時代の漫画を初めて読んだので、すごく新鮮!
みなさん黒髪なのも新鮮!(あたりまえか笑
どこまでが古典に沿っているストーリーなのかわからないけど、ばれるのかばれないのかというドキドキだけでなく、ラブストーリー、ミステリー、陰謀も加わって、先へ先へとこれまた一気読みしてしまいました。面白かった!
全13巻、駆け抜けられます!
輝夜伝 さいとうちほ
タイトル通り、竹取物語を題材にミステリー要素たっぷりのお話「輝夜伝」
時代設定は平安時代。兄の死の真相に迫るために少女が少年のなりをして自ら渦中に飛び込んでいく、というお話なので、「とりかえばや」といろいろかぶる(^^
ミステリー要素と書いたけど、絵にも怪しさが漂っているのよね。
最新刊は10巻でまだ完結していないので続きを読むのが楽しみ!
というわけで今回はさいとうちほさん祭りでした。
個人的には、「ビューティフル」と「アイスフォレスト」がめちゃくちゃ気に入りました!
そして今は・・・槇村さとるさん祭り開催しています(^^
まだまだ漫画の秋は終わらない~